新年あけましておめでとうございます。
みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
トリニダード・トバゴでは、1月1日が国民の祝日。
今年は1日が日曜日だったため、2日が振替休日となり、
本日3日から会社や政府など年明けの仕事始めとなります。
日本のように新年の連休はなく、1月1日のみが祝日で大きな催しもなく、
普通の祝日という感じです。
「Old Year」と呼ばれる大晦日にはホテルでパーティが開催されることが多く、
カウントダウンを経て新年を迎えた瞬間に、各地で花火が打ち上げられます。
いわゆる日本の夏祭りのような花火ではなく、主に個人が花火を買って打ち上げます。
12月になるとスーパーマーケットの駐車場や高速道路の脇に花火の出店が出始め、
きっと日本では禁止されているだろう大きな打ち上げ花火も、こういった出店で購入できます。
新しい年の始まりを祝って、友達の家で飲み会などを開いたら、
普通に翌日から日常がスタートします。
新年=日本のお正月みたいなお節や初詣みたいなものはありませんが、
トリニダードではクリスマスがお正月のようなものです。
1ヶ月前からクリスマスに向けて大掃除をして、
また同じく12月に入るとブラックケーキやソレルジュース、
ポンチョクレマ、パステル、ジンジャービア、ポークハムなどなど
時間をかけてクリスマス料理をこしらえます。
25日までは準備やパーティで大忙しですが、
当日はレストランやお店も全部おやすみでまるで街はゴーストタウン、
厳かに家族でクリスマスを迎えます。
このゆっくり流れる静かな空気感は、日本のお正月そっくりです。
しかしながら、日本人の私はどうしても大掃除などをクリスマス明けにも残し、
大晦日までバタバタと掃除や片付けをしてしまうので
きっとトリニダード人の夫は「なぜクリスマス前に終わらせないんだ」と
不思議に思っているはず、口には出さないけれど。
トリニダードでは新年を迎えた瞬間に、一気にカーニバルに向けてギアが入ります。
お正月のしっとりとした空気は皆無、ラジオ局でも新しいカーニバルソングが流れ、
ここからパーティやスティールパンなどの各種コンテストの準備にみんな大忙し。
トリニダードでビジネスをしていると年明けから何も動かないので、
これからカーニバルまでの2ヶ月は、なるようにしかならない、そんなシーズンへ突入です。