シント・ユースタティウス

東カリブ
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オランダ語

「ステーシア」の愛称を持つオランダ自治領で、ごく日常の住民のくらしが見れる島。 あらゆるところに砦などの石垣や木造の歴史的建造物が残り、情緒豊かで美しく ビーチリゾートを中心とした観光島と違い、地元に溶け込んだ島生活が味わえる。 ハイキングで望む富士山さながらの曲線美を誇るクィル山は絶景!

オラニエ砦
(Fort Oranje)

1629年にフランスにより始められた砦の建設は、その後1636年に島を占領したオランダにより押し進められた。島に残る16個の要塞の中で最も保存状態がいい砦である。1776年に海外の国で最も早くアメリカ独立を祝福したお礼としてルーズベルト大統領から贈られた記念盾が飾られている。

©️Cees Timmers

 

シント・ユースタティウス歴史財団博物館
(Sint Eustatius Historical Foundations Museum)

サイモン・ドンカーの農園邸宅を博物館に改装。3世紀前の上流階級にステイタスとされた”静かで退屈な生活”を表現した、マホガニーの高級家具などアンティークな工芸品が見られる。コロンブス到着以前の出土品や、奴隷制に関する記録、航海術の歴史、入植時代の遺物等が展示されている。

©️Cees Timmers

 

ガバメント・ゲストハウス
(Government Guesthouse)

18世紀に石と木材で建てられた立派で美しい建物。1992年にEUからの資金援助により大々的な修復が行われ、現在は政府機関のオフィスとなっている。かつて1920年代にオランダの海軍中佐専用宿舎として使われていたことから、ゲストハウスとの名前が付いた。

©️Cees Timmers

 

シナゴーグ旧跡
(Synagogue Ruins)

1739 年まで歴史を遡ることができるシナゴーグ。保存状態は決して良くはないが、西半球で2番目に古く歴史的価値はある。ユダヤのステーシアにおける歴史はそれほど長くなく。1700年代初期、ステーシアが貿易の中心となったため多くのユダヤ商人が移民してきた。その後1781年にイギリス軍が侵攻した際、ユダヤ商人の富を強奪し、ユダヤの男性だけを追放した。

©️Cees Timmers

 

オランダ改革派教会
(Dutch Reformed Church)

厚さが60㎝もある石の壁を誇る1755年に建てられた教会は、1792年のハリケーンが屋根を飛ばしてしまいその後屋根がない以外は、当時の姿そのままである。敷地内墓地には、この島出身の多くの著名人が眠っている。

©️Cees Timmers

 

ウィンド砦
(Fort de Windt)

オラニエスタットからの道が途切れたところに残るのがこの砦。錆びついた大砲が崖の上に並んでいる以外は18世紀の砦に見るものは特にないが、砦から南東方面を臨むと、美しい海に浮かぶセントキッツ島の姿が見える。

©️Cees Timmers

 

ジーランディア
(Zeelandia)

オランダのジーランド地方からの開拓者が最初に居住地を開いた場所。黒い砂のジーランディア・ビーチは、波に削られてできたミルフィーユ状態の崖が特徴的。危険な潮流のため遊泳は禁止されているが、静かな散歩コースとなっている。オサガメ、アカウミガメ、アオウミガメ、タカビレガメの産卵地でもある。

©️Cees Timmers

 

ミリアム・C・シュミット植物園
(Miriam C Schmidt Botanical Gardens)

クィル山の南斜面に、ミリアム・シュミットという女性が多様性生物を守るために作った植物園。現在では、アーティストの彫刻が飾られ、ピクニック場所としても地元の人に愛されている。

©️Cees Timmers

 

ボーヴン国立公園
(Boven National Park)

島にある二つの火山島の一つで、北端の乾燥したエリアに位置し5つの丘が公園内にある。それぞれハイキングコースがあり、多肉植物などが生えており、展望スポットからは絶景のクィル山を望むことができる。

©️Cees Timmers

 

クィル国立公園
(The Quill National Park)

もう一つ火山島であるクィル山は南部にそびえる催行標高600メートルの山である。クレーターがはっきりと残り、北部とは違い熱帯雨林に包まれ、482種類の野生種の植物がここで見ることができる。

©️Cees Timmers

面積 :  21  km²

人口 :  3,138 人

首都 :  オラニエスタッド (Oranjestad)

民族 :  アフリカ系

宗教 :  キリスト教(プロテスタント、カトリック)、ヒンドゥー教、イスラム教

通貨 :  米ドル

言語 :  オランダ語、英語