ケイマン諸島

西カリブ
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イギリス自治領の一つで、人口のほとんどが暮らすビーチリゾート地のグランド・ケイマン島、 離島のリトル・ケイマン島、ケイマン・ブラック島の3つで構成されている。 珊瑚礁に囲まれており、ボートで沖に出なくてもビーチ・ダイビングが可能。 ダイバーに慣れている魚が多く、エンゼルフィッシュやウミガメが寄ってくる。

スティングレイ・シティ
(Stingray City, Grand Cayman)

トゲを切り人間をさせないようにされたエイの餌付けができるダイビング・ポイント。シュノーケリングでも楽しめるが、海中でスティング・レイと同じ目線になれるスキューバ・ダイビングがおススメ。水深3~5mの砂地でダイバーが魚の切り身を握りしめていると、それをめがけてスティング・レイが集まってくる。

©️Cayman Islands Department of Tourism

 

エリザベス女王2世植物園
(Queen Elizabeth II Botanic Park, Grand Cayman)

5月末から6月にかけて花を咲かせるランなど、ケイマン諸島固有の植物を楽しめる。園内で保護しているグランドケイマン島のみに生息するブルーイグアナは必見。インコやその他の野鳥の住処と住処になっており、バードウォッチングも堪能できる。

©️Cayman Islands Department of Tourism

 

ボデン・タウン
(Bodden Town, Grand Cayman)

現在の首都ジョージ・タウンから16㎞離れたボデン・タウンは19世紀中旬まで首都として栄えていた。2004年のハリケーンで多くの歴史的建造物が吹き飛ばされてしまったものの、改築補修によって、1780年代から歴史がある植民地時代のグレート・ハウス「ペドロ・セント・ジェームズ」はよみがえった。ペドロ・キャッスルとして牢獄や裁判所、議会としての役割を果たした。現在は博物館となっている。

©️Cayman Islands Department of Tourism

 

ケイマン・タートル・センター
(Cayman Turtle Centre, Grand Cayman)

設立当初は、地元の食文化の一つであったウミガメを自然から守るため、食用カメの養殖のためにつくられたが、現在ではウミガメの保護&研究センターとなっている。絶滅危惧種ケンプリドリーウミガメを、人の手による卵の孵化と成体への飼育に成功させた。センター内では数種類のウミガメの見学や泳ぐこともできる。

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ヘル
(Hell, Grand Cayman)

まるで地獄の様に、海水で侵食されたトゲトゲの黒い石灰岩が辺り一面に広がっていることが由来となった街。この街から郵便物を出すと、「Hell (地獄)」の消印を押してもらえる。

©️Cayman Islands Department of Tourism

 

10隻の難破船公園
(Wreck of the Ten Sails Park, Grand Cayman)

1794年にジャマイカからイギリスへ向かっていた商船やその他9隻の船が、お互いに発していた信号が上手く伝わらず、10隻全て座礁した。その10隻が現在もここから見ることができる。なお島民の救出により船員が一人も命を落とさなかったため、感激した当時の英国王ジョージ3世は感謝を意を込めて、この時からケイマンへ永遠の無課税を約束したという話もある。

 

国立オウム保護区
(National Trust Parrot Reserve, Cayman Blac)

ケイマン・ブラック島には、絶滅危惧に瀕している固有種ケイマン・ブラック・インコのために、起伏の多い岩場の乾燥地帯1㎢が野鳥保護区に指定している。インコ以外に、オジロツグミ、ホオヒゲ、シロボウシバト、モズなどの野鳥も観察でき、北半球が冬のシーズンには新熱帯区の渡鳥でいっぱいになる。

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ケイマン・ブラック島
(Cayman Blac)

珊瑚礁が隆起してできた絶壁が特徴的な小島。スティーブンソンの『宝島』の舞台になったとされる洞窟もたくさん存在している。美しい環礁に囲まれており、ダイビングスポットは50以上あり、シュノーケルで浅瀬でも十分に楽しめる。近年では、22メートルの断崖を海から登るロッククライミングも人気。

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リトル・ケイマン島
(Little Cayman)

島の98%が森林に覆われており数十人しか定住者はいない。島の周りが国立海洋公園に指定されており、ダイビングの聖地とも呼ばれる。西半球でしか生息していないアカアシカツオドリの繁殖地であることから、ラムサール条約登録地にもなっている。

©️Cayman Islands Department of Tourism

面積 :  259 km²

人口 :  6.4 万人

首都 :  ジョージ・タウン (George Town)

民族 :  混血、ヨーロッパ系、アフリカ系

宗教 :  キリスト教(英国国教会、その他)

通貨 :  ケイマンアイランド・ドル

言語 :  英語