米領ヴァージン諸島

中央カリブ
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1754年から163年間にわたってデンマーク植民地だった、他のカリブにはない歴史を持つ。 1917年にデンマーク・西インド諸島条約によりアメリカ領となった。 首都のあるセント・トーマス島、セント・クロイ島、セント・ジョン島の主要島で構成。 観光客の他に米国本土から定年退職した人々が暮らしやすい気候を求めてやってくる。

シャーロット・アマリー
(Charlotte Amalie, St.Thomas)

セント・トーマス島にある米領バージン諸島の首都。年間1000隻ものクルーズ船が訪れる、世界で最も人気が高いカリブのデスティネーション。DUTY FREEショップ等、ブランド品からカリブの民芸品やTシャツなどまで幅広い買い物が楽しめる。

©️USVI Gov

 

ガバメント・ヒル
(Government Hill, St.Thomas)

市内には全部で45本の階段があると言われている、丘の街シャーロット・アマリーでも最も知られているのがガバメント・ヒルの99ステップス 。18世紀にデンマークから船のバラストとして積まれたレンガを使って作られた、歴史的価値も高いとされる場所。

©️USVI Gov

 

セント・トーマス・シナゴーグ
(St.Thomas Synagogue, St.Thomas)

西半球で2番目に古いヘブライの寺院。現在の建物は1833年建造であるが、デンマークから来たセファルディム系ユダヤ教徒は1796年からここで祈りをささげていたといわれている。寺院の床は砂でできており、出エジプトを象徴している。ウェイベル博物館は、カリブ地域におけるユダヤの300年の歴史を展示している。

©️St.Thomas Synagogue

 

パラダイス・ポイント・トラムウェイ
(Paradise Point Tramway, St.Thomas)

一面に広がる美しい景色を見渡せるパラダイス・ポイントまで7分間のゴンドラに乗ってみよう。乗り場はヘブンサイト・モールにあり、頂上にはレストラン、バー、おみやげ物屋、熱帯鳥のショー、そして短い自然散策路もある。

©️Pradise Point Tramway

 

アナバーグ・シュガー・ミル遺跡
(Annaberg Sugar Mill Ruins, St.John)

国立公園の一部であるラインスター湾近くにサトウキビ農園の遺跡が残っている。アイルランド出身のジェームズ・マーフィーが1721年からはじめた島最大のサトウキビ農園で、亡くなる1796年には65軒の奴隷宿舎と662人の奴隷がいたという。敷地内には、奴隷宿舎、風車の土台、ラム酒工場跡が見られ、当時の暮らしを彷彿とさせる。

©️USVI Gov

 

クリスチャンステッド国立史跡
(Christiansted National Historic Site, St.Croix)

1738年から1749年にかけてデンマークの煉瓦を用いて建てられた立派な砦。住民を海賊、ハリケーンまた奴隷の反乱から守った。砂糖を輸出する際の計り小屋、奴隷がオークションにかけられたデンマーク西インド・ギニア会社倉庫や、小アンティール諸島で最も絢爛豪華な総督邸宅等も見学できる。

©️Christiansted National Historic Site

 

バック・アイランド・リーフ国立モニュメント
(Buck Island Reef National Monument, St. Croix)

セント・クロイ島でもっとも観光客が訪れる広大な海洋自然公園。様々な印がつけられた海中散策路はシュノーケリングや浅瀬のダイビングに最適であり、BBQサイトや絶景が見渡せるポイントまでのハイキング路も整備されている。クリスチャンステッドからのボートツアーが楽ちん。

©️USVI Gov

 

エステート・ウィム農園博物館
(Estate Whim Plantation Museum, St.Croix)

王様をも支配するとされたサトウキビ耕作の歴史をガイドツアーを通じて見てまわることができる。農園から3.2㎞離れたところにクルーザン・ラム酒蒸溜所があり、20分間のツアーでラム酒製造の歴史を学べ、代表的な商品のテイスティングもできる。

©️USVI Gov

 

セントジョージ・ビレッジ植物園
(St George Village Botanical Garden, St.Croix)

16エーカーの庭園には、1000種以上の植物が展示され、島において食糧や薬、繊維、染料、建築材料として文化的・歴史的な価値が示されている。18世紀と19世紀に作られたサトウキビ農園の建物も残されている。

©️St.George Village Botanical Garden

 

フレンチタウン
(Frenchtown, St.Thomas)

セント・トーマス港の西半分を占めている明るい色の住居が並ぶコミュニティーは、19世紀にセント・バーツから移住してきたユグノー派の人々によって作られた漁村。マリン・ターミナルから徒歩25分程度で、港を見渡せる素晴らしい立地で新鮮なシーフードの味わえるフランス料理レストランが軒を連ねている。

©️St.George Village Botanical Garden

面積 :   346 km²

人口 :  10.7 万人

首都 :  シャーロット・アマリー(Charlotte Amalie)

民族 :  アフリカ系、米国人

宗教 :  キリスト教(プロテスタント)

通貨 :  米ドル

言語 :  英語