タークス・カイコス諸島

西カリブ
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リゾートの拠点となるプロビデンシャレス島、首都のあるグランド・ターク島のほか 8つの主要島で構成されているイギリス自治領。 どこへ行っても白い砂浜に青い海、その美しさはカリブ海でも一位二位を争うほど。 観光だけでなくセカンドライフを楽しむ定年退職者、セレブの別荘地としても知られる。

プロビデンシャレス島
(Providenciales)

短く「プロボ」と愛称で呼ばれることの多い街。1964年まで車が一台もなかったこの島は、近年の観光ブームの波に乗り、大規模リゾートホテルや別荘地、高級住宅地の建設により、カリブ屈指のビーチリゾート地となった。

 

グレース・ベイ・ビーチ
(Grace Bay Beach, Providenciales)

4.8kmの白い砂浜がのびるグレース・ベイ沿いに大型ビーチリゾートホテルが軒を連ねる。宝石のアクアマリンのように、透明で薄いブルーの美しい海と、クリーミーな砂浜は見飽きることのない絶景。

 

タークス・カイコス国立博物館
(Turks and Caicos National Museum, Grand Turk)

古くから伝わる製塩業や環礁での生活に関する資料の他、アメリカ大陸で最古の座礁した船も展示されている。3Dの海中探検コーナーやタークス・カイコスの自然に関する情報も展示されている。

©️Turks and Caicos National Museum

 

チョーク・サウンド国立公園
(Chalk Sound National Park, Providenciales)

まるでポップアートのような発色のいいターコイズブルーのラグーンに、小さな小島が画鋲を刺したように点在する。国立公園だが別荘地にもなっており、ヴィラを貸し切ることもできる。チョークサウンドを一望できるレストランで食事をしてもいいし、カヤックやボートツアーで水辺に出られるツアーに参加するのもオススメ。

©️Visit Turks & Caicos Islands

 

ウェイズ・グリーン農園跡地
(Wades Green Plantation, North Caicos)

イギリス王ジョージ3世が忠臣に与えた始まったプランテーション。領主は多数の奴隷を使い、約25年間にわたり藍と海島綿の栽培を行っていたが、干ばつ、ハリケーン、害虫被害に襲われ、奴隷を置き去りにし、本国へ逃げ帰った。カイコス島のアフリカ系住民はこの置いて行かれた奴隷の子孫だと言われている。

©️Turks and Caicos National Trust

 

首都コックバーン・タウン
(Cockburn Town, Grand Turk)

古い街灯と植民地時代の建物が並ぶ小さな首都。広場にはコロンブス像が立っており1492年10月12日にこの地に上陸したとある。郵便局、セント・マリー英国国教会、セント・トーマス英国国教会、ビクトリア図書館、フリーメーソン集会所等が見どころ。

©️Visit Turks & Caicos Islands

 

ラムサール条約登録地
(Ramsar Nature Reserve, North Caicos, Middle Caicos, East Caicos)

1990年6月、カイコス島北部・中部・東部がラムサール条約に登録された。湿地や潮の満ち引きにより陸地になる一帯が、ロブスター、コンク、幼魚や水鳥の重要な繁殖地となっており、多様な生態系を保持している。近隣のコテージ・ポンドにはハシグロリュウキュウガモが、フラミンゴ・ポンドにはピンクのフラミンゴが見られることで有名。

©️Turks and Caicos Tourism Authority

 

ソルト・キー
(Salt Cay)

19世紀に舞い戻ったようなのんびりした島で、ロバやイグアナの数は人口より多い。アオウミガメやタイマイが産卵しに砂浜まで来る。カリブ海屈指のダイビングサイトでもあり、18世紀のイギリス海軍の沈没船や、エイ、ウツボ、サメ、クジラ、イルカを見ることができる。

©️Turks and Caicos National Trust

面積 :  925 km²

人口 :  3.8 万人

首都 :  コックバーンタウン(Cockburn Town)

民族 :  ヨーロッパ系、アフリカ系、混血

宗教 :  キリスト教(プロテスタント、カトリック)

通貨 :  米ドル

言語 :  英語