マーケットスクエアには、野菜やフルーツ、衣類や靴など、路上に多くの出店が出ている。港近くの魚市場は日本が支援してできたため “リトル・トーキョー”と名付けられ、その日に獲れた色とりどりの熱帯の魚からサバやアジなどの馴染み深い魚が売られていて、見て周るだけでも楽しい。
1762年に創設された西半球で最も古い植物園。奴隷の飢餓死を防ぐための安価な食料として、1793年にタヒチから初めてカリブに持ち込まれたブレッドフルーツの苗木から育ったオリジナルの木が植物園の近辺に残る。
塔と聖壇は1877年に加えられたが、本堂は1800年代に建設されたカトリックの大聖堂。19世紀にベネディクト派の修道士が徹底した改築を行ったため、現在の折衷スタイルの建設様式を見ることができる。
1806年にイギリスによって建設された182mの高さを誇る要塞。600人の兵と30以上の大砲を配置していたが、大砲はカリブ海側でなくセントビンセント本島側を向いている。これは先住民カリブ族の蜂起を恐れてのこと。敷地内に展示されている歴史画から、この島にいた先住民カリブ族とアフリカ奴隷の混血「ブラック・カリブ」についても学ぶことができる。
1820年建設のステンドグラスが美しい大聖堂。カリブ族から強奪した土地を売り払った資金で建設費用をまかなったといわれている。塔の下部や一部内部はジョージア調で、ビクトリア朝の二つの翼廊は1880年から1887年に加えられた。1795年にカリブ族の最高首長を騙した上に殺害したリース少佐の大きな記念石版がシャンデリアの下に置かれている。
ワリラブにある映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の第1作目 ” 呪われた海賊たち” と、第2作目の” デドマンズ・チェスト” の一部が撮影されたセット。海賊になりきって記念写真を撮り放題!敷地内のレストランには、撮影中の写真も展示されている。
セントビンセント島の活火山スフレ山の火口までのハイキング。1902年の噴火時の溶岩やココナッツやバナナのプランテーションを通過すると、直径1.6kmの大きなクレーターが現れる。
島一番の渓谷メソポタミア谷にある、雲をかぶった山に囲まれた山肌に位置する庭園。熱帯の植物が、ガーデニングのプロの手によって徹底的にバランスよく配置され、美しく手入れされている。
国立公園にある約3.5kmの整備されたハイキングルート。国鳥であり固有種のセントビンセント・インコの保護区にもなっており、その他の野鳥も多く生息している。バードウォッチャーにおすすめ。
グレナディーン諸島のべクエ島にあるビーチ。セントビンセント島から最もアクセスしやすく、フェリーで1時間。またフェリー乗り場から湾にそって歩くと15分ほどで到着。透明な水に白い砂浜、遠浅の美しい海は、これぞカリブ!
5つの小さな島とサンゴ礁から構成される群島で、現在はトバゴ・キー国立海洋公園とし保護されている。国内で最も透明度が高い海として知られ、シュノーケリング目的に訪れる観光客が多い。11月から3月のピーク時はセントビンセント島からパワーボートがでることもあるが、通常は近隣の島まで国内線飛行機を利用し、島からボートツアーを利用するのが一般的。
面積 : 389 km²
人口 : 11.0 万人
首都 : キングスタウン(Kingstown)
民族 : アフリカ系、混血
宗教 : キリスト教(英国国教会、その他プロテスタント、カトリック)
通貨 : 東カリブドル
言語 : 英語、フレンチパトワ