蘭領のプリンセス・ジュリアナ国際空港の滑走路脇にあるため、飛行機が爆音とともに頭上を低空飛行するビーチとして有名。離陸直前の飛行機は、エンジンの噴流が帽子、サングラス、人間をも吹っ飛ばす。ビーチの砂も吹き上げ、全身砂まみれになるのもエキサイティング。
国境といっても入国管理局や税関はなく、2国間で国境を取り決めた1648年が刻まれたモニュメントが印。国境を挟み、オランダと蘭領セントマーティン、フランスとE Uの4つ国旗が並んでいる。
おしゃれなカフェ、高級レストラン、免税店等が並ぶ。ケーキもパンも近隣カリブ諸国には見られない洗練されたフランスの味。チョコクロワッサンやエクレアなど、絶品。黒人のでっぷりしたお母さんが、緑の食用バナナとバゲッドを抱えて家路を急ぐ姿は、セントマーチンならではの光景。
マリゴ中心部から丘を上がると、1786年にフランスが奴隷を使って建てた砦がにたどり着く。マリゴの街並みが一望でき、日中には青いカリブの海が広がり、夕方には海に沈む夕日を見ようとカップルや家族連れが集まる。
オランダ海軍でスコットランド人船長のジョン・フィリップスにより1763年に設立された首都。湾に沿って伸びるDUTY FREEのショッピング街には、土産物屋や宝石店、ブランド品のお店が軒を並べ観光客でにぎわう。裁判所やメソジスト教会、カトリック教会といった歴史的建造物を買い物とあわせて巡るのも良い。
小さな博物館ではあるけれど、島の歴史をわかりやすく展示している。先住民アラワク族の塔衣類、プランテーション時代の工芸品、1801年にアムステルダム砦で沈没した軍艦から引き揚げた品々も展示してある。
オランダとフランスの国境に広がるオイスター・ポンドは小規模なリゾート開発がされている。島内近辺で一番美しいドーン・ビーチはオランダ側にある。名前の由来は湾の形がオイスターの様だから。決してカキが採れるからではないので探さないように。
標高913メートルのセントリー・ヒルへチェアリフトで上がるとセントマーティン島を見渡す絶景が待っている。勇気ある希望者は、頂上からジップラインで降りる、迫力満点のアクティビティを。
ヨットやボートでカリブ海を航海しているセレブが集まるヨットクラブには美味しいものがたくさん。ここの朝ごはんが有名で、そのために近隣の島からセントマーティンに航海する人もいるほど。いくつものレストラン、カジノ、ジム、プール、ショッピングモールや、釣りや釣り船のアレンジ等もしてくれるサービスもある。
仏領に人々が集まる目的の一つが、レストランが集まるグラン・カースだ。元々は漁師町でとれたてのシーフードを調理して出す食堂がレストラン街のはじまり。今では本国フランスでも腕を振るったシェフが店を開き、カリブ海で有数のグルメタウンとなっている。リーズナブルで地元料理の屋台が集まるLolo’sもオススメ。
島内で最も大きく有名なビーチといえばここ。近隣にはリゾートホテルが立ち並び、たくさんのレストランが軒を連ねる。ウォータースポーツなどの観光客向けの設備も整っており1日中ビーチタイムを過ごすことができる。
面積 : 88 km²
仏領 54 km²
蘭領 34 km²
人口 : 7.7 万人
仏領 3.7 万人
蘭領 4.0 万人
首都 :
仏領 – マリゴ(Marigot)
蘭領 – フィリップスバーグ(Phillipsburg)
民族 : アフリカ系、ヨーロッパ系、混血
通貨 :
仏領 – ユーロ
蘭領 – ネイザーランド・アンティリアン・ギルダー、米ドル
言語 :
仏領-フランス語
蘭領 – オランダ語、英語