2004年に世界自然遺産に登録された双子山、ピトン。グロス・ピトン山は高さ798m、プチピトンは743mとそれほど高さが大きく変わらないが、見る場所によって形が色々変化するのが面白い。それぞれの山の登山ルートもありハイキングツアーに参加するのもいい。
もともと完全に海に囲まれた島だったが1972年に人口の土手道が作られ車でのアクセスが可能となった。フランスやイギリス統治時代の砦などの遺跡を見ながら散策できる。ロドニー・ヒル砦からは、隣のマルティニークを臨め、20分先に進むとさらなる絶景シグナル・ピークに到達する。
普段はのんびりした漁村であるが、金曜日の夜にはセントルシアで一番のナイトスポットへと変貌する。大きなスピーカーや、新鮮なシーフード料理の屋台が道路脇に軒を連ね、音楽と料理を楽しむために地元の人や観光客でごった返す。
世界で唯一の火山ドライブイン。この硫黄泉のある地獄谷は、中心部170度で沸騰し大きな蒸気が吹き上げ、手すりのあるところでも熱風が届く。入場の際に地獄谷のみか、泥温泉のセットかを選ぶことができ、時間のある人は、グレー、黒、透明のそれぞれ色や温度の違う温泉を楽しめる。
熱帯雨林の木々の間をゆくジップラインや、木と木の間に渡された吊り橋渡りなど、冒険心をくすぐるアクティビティに参加できる。苦手な人には座っているだけで遊覧できるオープンエアのトラムがおすすめ。目の前に広がる景色から、セントルシアがどれほど豊か熱帯雨林を抱いているかがわかる。
ビーチリゾートホテル、レストラン、お土産屋さん、コインランドリー、スーパーなどが集まるスポット。お店が連なるモールのすぐ横に白い砂浜、透明度の高いビーチもある。ヨットハーバーであるロドニーベイ・マリーナへは徒歩15分ほど。
ドクター・ドリトルのオリジナル映画の撮影がされた入り江。青い海に白いヨットが点在する景色は美しいの一言。人気の地元レストラン、高級ブランドのお店や、工芸品、おみやげ、等を売るショッピング・モールやスーパーマーケット併設。コテージ型の大人な落ち着いた雰囲気のホテルもある。
先住民アラワク族を制圧し西暦800年頃からカリブ族が主に住んでいたと思われる時代からの素朴な茅葺家屋や、カリブ族の食べ物、生活習慣等を実際に体験できる他、ヨーロッパ列強による植民地時代の製糖技術等が学べる。現在でも用いられているカリブ族の漁法のデモンストレーションも楽しい。音楽やダンスなどで明確にわかるように、セントルシアの文化は様々な文化要素の融合から生まれたもの。それが実感できる素晴らしい公園だ。
スフレ山のふもとに位置する美しい庭園と滝を楽しめる植物園。滝は硫黄泉から流れているもので、日によって温度も違えば、色も黄色、緑、紫、と変わる。リューマチや呼吸器系疾患に効くといわれるこの温泉に浸かれる施設も公園内にある。ナポレオンの妻ジョセフィーヌも子供の頃、ここで温泉に浸かったという逸話が残っている。
面積 : 617 km²
人口 : 18.2 万人
首都 : カストリーズ (Castries)
民族 : アフリカ系、混血、ヨーロッパ系
宗教 : キリスト教(英国国教会、その他プロテスタント、カトリック)
通貨 : 東カリブドル
言語 : 英語、フレンチパトワ、フランス語