当初都市建設を試みていた北海岸を指さして立つコロンブスの像を囲み、様々な歴史的建造物が軒を連ね、まるでタイムスリップしたかのよう。広場に敷き詰められた石畳がロマンティックな雰囲気。旧市街のランドマークである市庁舎、オープンカフェ、レストランなどが並ぶ。
1992年にコロンブス新大陸発見500周年を記念して建てられたコロンブス廟。旧市街の大聖堂からこちらにコロンブスの遺体が移され祀られている。ふんだんに大理石が使われており、ひんやりと荘厳な雰囲気に包まれる。建物上部から空に巨大な十字架が浮かび上がるようハイビームのライトが点灯するように設計。
コロンブス記念灯台が建つ公園の東端に位置する、かつては先住民タイノ族が住んでいた石灰岩の洞窟。様々な標高(深度)で複数の洞窟が繋がっており、淡水・海水・硫黄泉が流れ込むことで、天気により洞窟内に溜まった地下水の色が変わる。
1514年に建設が始まった新世界で最古の教会。1521年に大司教がこの地に到着するまで建設は進まず、さらに1540年に完成するまで多くの建築家が参加したため、アーチ型の天井はゴシック調で、アーチはロマネスク調、装飾はバロック調と、様々な建築様式を見ることができる。
1514年に完成したコロンブスの息子ディエゴのとその妻など、コロンブス家が三代にわたって住んだと言われる邸宅。現在は改装されて博物館となっており、チャペルや音楽室など22つの部屋といった、植民地時代のスペイン総督の贅を尽くした生活の一端を垣間見ることができる。
1492年から1821年まで歴代のスペイン総督が住んでいた官邸。植民地時代の貴重な展示物が多く、タイノ族の工芸品、ワインボトル、家具等のほか、コロンブス直筆の手紙や17世紀のスペインの画家ムリリョの絵画、アンティークの武器のコレクションも必見。
1747年にイエズス派の教会として建設され、タバコの倉庫や劇場として使われていた建物を、1958年に国民的英雄を祭るために当時の独裁者トルヒーヨが霊廟に改装したもの。肌の露出が多い服装では入場できない。
ドミニカ共和国のビーチリゾートの代名詞ともいえるプンタ・カナ。期待を裏切らない白い砂浜、ターコイズの海、立ち並ぶココナツの木。様々な価格帯のオールインクルーシブ・リゾートも格安ホテルもあり、様々な観光客のニーズに応えている。海が穏やかなときにやや沖に出ると、シュノーケルに最適な素晴らしい珊瑚礁がある。
1944年にドミニカ共和国独立100周年の記念登山以前には、登られたことのなかったカリブ最高峰3175mのドゥアルテ山。1980年代にトレイルや公園整備、キャビン設立等を行い、観光促進に乗り出した。現在は年間約3000名が登山する。
面積 : 48,442 km²
人口 : 1,063 万人
首都 : サントドミンゴ (Santo Domingo)
民族 : 混血、ヨーロッパ系、アフリカ系
宗教 : キリスト教(カトリック)
通貨 : ドミニカ共和国ペソ
言語 : スペイン語