クラレンダイク
(Krajendijk)

ボネールの首都でもあるこの街は、中心からビーチを歩き回っても一時間足らず。海沿いには素敵なレストランやカフェが並ぶので、疲れたら冷たいビールを飲みつつ美しいビーチを眺めるのもよい。

 

ボネール塩田
(Solar Salt Work)

白くピラミッドのようにそびえ立つ高さ約15mの塩結晶の山とピンクの塩湖は、誰もが写真を撮りたくなる絶景ポイント。16世紀半ばより、保存食のタラの塩漬けに大量に必要な塩を作り始めたのが、ボネールの塩産業の始まり。現在、塩湖を含む塩製造工場はカーギル社のものだが、フラミンゴも生息する湖として保護もされている。

 

ボネール博物館
(Bonaire Museum)

1885年に隣国ベネズエラ人の農園主によって建てられた民家を改築し、先住民の工芸品や島内で見つかった珊瑚や貝殻の化石、農園で使われていた道具などが展示され、ボネールの古代から現在までの歴史を振り返ることができる。その中でもボネールに伝わる神話絵画は見もの。

 

ワシントン・スラッグバーイ国立公園
(Washington-Slagbaai National Park)

島北部の20%を占める、かつて島内最大の２つの農園跡が自然保護区として国立公園に指定された。43㎢の熱帯砂漠はインコやフラミンゴ、イグアナなど、ボネールの固有種や絶滅危惧種の動物のための安全な生息地である。入り口のビジターセンターには博物館やハイキングコースの案内がある。

 

フラミンゴ野生保護区
(Pekelmeer Flamingo Sanctuary)

ボネールの国鳥でもあるベニイロフラミンゴが１万羽以上生息しているこの保護区は、世界で４つしかないフラミンゴの繁殖地の一つ。”Pekelneer” とはオランダ語で「塩湖」を意味し、ピンク色の水辺には餌となる薔薇色のアルテミアが豊富。公園自体の入場は禁止されているが、道路側からフラミングを観察することができる。

 

マングローブ情報＆カヤックセンター
(Mangrove Info & Kayak Center)

世界中のマングローブが土地開発やエビ漁のために伐採される中、改めてマングローブ保護の必要性を学ぶため2002年に設立されたセンター。ラムサール条約で保護されている東海岸のラック湾のマングローブ林を、カヤックやソーラーボートでめぐり、海洋生物や魚、鳥類を観察しながら、マングローブが重要な採餌場であることを見学する。

 

ボネール国立海洋講演
(Bonaire National Marine Park)

世界で最も古い海洋保護区であり、ボネールの海岸全域27㎢・水深60mまで国立海洋公園になっている。90以上のダイブサイトがあり、島内で初めてダイビングをする際には地元のダイブオペレーターからオリエンテーションダイブ講習を受けることが必須。もちろんシュノーケルでも楽しめる。

 

奴隷小屋
(Slave huts)

1850年に建築された塩湖で働く奴隷のための小屋が、今でも当時の姿のまま残っている。寝床や個人の荷物置き場として使用され、毎週金曜日になると7時間かけて家族の住む家に帰り週末を過ごし、日曜日にまたこの小屋へ戻ってきていた。

 

ゴトメール湖
(Lake Gotomeer)

原油関係の環境事故から数年経ち、だんだん元の生息個体数に戻ってきた、かつての一大フラミンゴ生息地。フラミンゴの他にも、オウム、インコ、ペリカン、オスプレイなどの鳥類や、イグアナやワニなども肉眼で見ることができる。特に日没前後に訪れるのがお勧めで、夕日に照らされた空、雲、水面が様々なピンクに染まっているところをフラミンゴがベネズエラへ向け飛び立っていく光景は美しいの一言。

 

ロバ保護区
(Donkey Sanctuary)

1933年にマリーナと夫エドによって、島に生息するロバたちが健康で平和な生活ができるよう、病気や負傷、孤児となったロバを救出するための保護区が作られた。敷地内にいる何百頭ものロバがあなたをお出迎え。