世界遺産に登録された、現存されるものでは世界最古の造船所。イギリス海軍基地でもあったこの地は1745年に建てられたもので、1950年代から補修修復が始まり、現在の姿を取り戻した。ヨットで入国する際のエントリー・ポイントでもある。
大西洋の荒波によって浸食されてできた岩の橋。波が穏やかなときは橋を歩いて渡れるが、満潮時や海が荒れている際には噴気孔から数メートルの高さの波が噴き上げる。先住民のアラワク族の居住地であったと考えられている。
1674年に英軍大将コドリントンによって建てられたアンティグア最古のサトウキビ農園でコドリントンの娘ベティーの名前が付けられた。古い風車やラム酒蒸溜所、石造りの建物が残っている。ビジターセンターが併設されており、アンティグアの植民地時代やプランテーションの歴史が展示されている。
バーブーダ島の西部に海水と淡水が混じる汽水域が広範囲に広がっており、群生しているマングローブをに集まるグンカンドリやその他多くの鳥を見に、バードウォッチャーが世界中から集まる。グンカンドリが巣を作るマン・オブ・ウォー・アイランドにはボートでアクセスできる。
2つの塔がそびえ立つ大聖堂は街のランドマーク的存在。1681年に建てられた最初の教会は地震によって崩壊したため、現在のバロック式の石造りの教会は1847年に建てなおされたもの。教会内部は、天災から教会を守る目的で教会の中に教会が入っているような作りとなっている。内部見学は係員がその場にいれば可能。
クルーズ船の港にあるショッピング&レストラン街。近代的な建物にDUTY FREEのお店が入るヘリテイジ・キー。その南側にはイギリス植民地時代に出荷倉庫として使われた石造の建物をリノベーションした、おしゃれなレストランやブティックが軒を連ねるレッドクリフ・キーがある。
1791年に造られた軍施設であるシャーリー砦から、イングリッシュ・ハーバー、近隣のモンセラットやグアドループまで見える素晴らしい景色が楽しめる。カジュアルなレストランとバーが併設されていて、夕日を眺めながらラムパンチを傾けるのも素敵。日曜日には夕方からスチールパンの演奏があり、盛り上がりを見せる。
1750年に建てられ裁判所として使われていたたれた石造りの建物が、現在は博物館となっている。石器やコンク貝でできた道具、先住民アラワク族の住居、自然史、植民地時代から独立まで、主に歴史に関する資料が展示されている。
セントジョンズ・ハーバー北部にある小規模の砦。1706年から建てられはじめた砦だが、現存しているものは1739年建築のもの。当時36本あったという大砲のうちのいくつかが、現在もカリブ海を臨んでいる。
面積 : 440 km²
人口 : 9.6 万人
首都 : セントジョンズ (St.John’s)
民族 : アフリカ系、ヨーロッパ系、レバノン
宗教 : キリスト教(英国国教会、カトリック、その他プロテスタント)
通貨 : 東カリブドル
言語 : 英語