駐車場から3分ほど手入れのされた緑に溢れた散策路を歩くと、大きな滝壺のある小さな滝がジャングルの中に現れる。ローカルに人気のレクリエーションスポットなので、週末などは午前中に訪れるのがベスト。
1972年に文科省からグアドループの考古学指導者として任命されたエドガー・クラーク氏のコレクションを集めた博物館。かつて先住民の村落で、フランス統治初期の首都ル・ムールで発掘された先住民による石に掘られた絵画や陶器、貝殻や石でできた道具等が展示されている。
首都バセツールにある173㎢の広大な国立公園。蘭やヘリコニア、ショウガが群生している。ジャングルに囲まれた滝や20分程度の短いウォーキング・トレイルでグアドループの自然に親しめる。国立公園内に住む鳥の数・種類は豊富でバード・ウォッチャーのパラダイスでもある。
英語でのラム蒸溜過程の説明が展示されているラム酒工場。敷地内を自由に歩きまわり、アンティークの水車やサトウキビ粉砕機などを見学できる。テイスティングルームでは、3種類以上のラム酒の試飲が可能。
18世紀に建てられた丘の上の要塞からはマリー・ガラン島や麓の街が一望でき美しい景色が望める。サンゴの岩でできた壁などは完全な状態に保たれており、昔の大砲等が放置されている。
ライモネンク蒸溜所の跡地に建つ、砂糖とラム酒の製造史博物館。1707年頃の製造所、サトウキビ粉砕機、伝統的なアランビック製法の蒸留器などを展示。サトウキビの栽培や収穫からラム酒づくりの加工工程までわかりやすく説明されている。
グアドループ近海に生息しているおよそ50種の海洋動物が展示されている。コバンザメやウツボ、様々な種類のサンゴや、ウミガメやサメなど、カリブ海ならではの海中の世界をのぞくことができる。
小アンティール諸島で最高標高1,467mを誇る、フランス語で「大きな硫黄の出口」を意味するスフレ山。島の西部の美しい景色を眺めながら2時間弱のトレッキングを楽しめる。頂上はとても風が強いことに加え、硫黄の臭いが漂う。さらに地下のマグマで熱せられた石を感じることができ、岩場からは水蒸気が出ていて、沸騰しているような音がクレーターから聞こえてくる。
昔のプランテーションとグレートハウスを観光農園として公開しており、フランスのチョコレートとコーヒー文化の発展を支えた仏領グアドループの歴史の一端が学べる。コーヒーやカカオがどのように消費できる状態になるか、栽培、収穫、そして発酵や乾燥等の過程を見ることができる。
駐車場脇の展望台から二つの滝の美しい景色を見ることができる。展望台から3時間歩くと落差115mの滝が。その下には、展望台から45分のところに落差110mの滝、そして最後に高さ20mの滝が円形の滝壺へ流れ込む。滝の水は島最大のスフレ火山を源流とする硫黄水で、これらの3つの滝を通ってろ過され透明になり大西洋へと向かう。
面積 : 1,628 km²
人口 : 39.6 万人
首都 : バセツール (Basse-Terre)
民族 : 混血(フランス、アフリカ系、インド系)
宗教 : キリスト教(カトリック、プロテスタント)、ヒンドゥー
通貨 : ユーロ
言語 : フランス語