ツーリストがまず訪れる旧市街の広場には、サンクリストバル大聖堂のバロック式の塔が目印。周囲一帯にコロニアルな建物が囲み異国情緒に溢れロマンチックな雰囲気。
独立戦争の父セスペデスの像が立つ小さな広場。歴代総督の邸宅はその後大統領官邸となり、現在は博物館となっている。1722年に建てられたスペイン副総督官邸もバロック調で美しい。
広場の名前にも由来されるサンフランシスコ・デ・アシス修道院は、1738年に改築され、コンサートホールや博物館として利用されている。旧市街の中で一際高く白いレンガ作りが美しい商工会議所はランドマークでもあり、キューバ独立後の1907年に建築。
1559年には混血の富裕階級の邸宅が立ち並んでおり、スクエアで行われる処刑、闘牛、行列などをバルコニーから見下ろしていた。18世紀にはハバナの商業の中心となり市場として栄えていた。1982年にハバナ旧市街がユネスコの世界遺産に指定されてから修復保存が活発に行われている。
1929年始まった建設は、5000人の労働者、3年2ヵ月20日、1700万米ドルをかけ完成した。巨大な青銅のドア、奈良の大仏やワシントンDCのリンカーン像に次ぎ世界で3番目に大きい屋内の青銅の像、高さ62mのドームの下にある24カラットのダイヤモンドのレプリカも必見。
キューバ革命を象徴する広場であり、周囲の建物はバティスタの時代のまま。カストロが120万人のサポーターに対し演説を行った高さ142mの星形のホセ・マルティ記念塔もそのままの姿。1957年にバティスタ暗殺未遂が起きた大統領官邸だった建物が革命博物館となって、NYのティファニーが館内の装飾を行った。キューバ革命についてのすべての情報がここにある。
ハバナの旧市街の北西部に位置し、1589年から1630年奴隷を用い、海賊からハバナを守るために建設した砦や見晴らし台などがある。当時は早朝と夕方に大砲を打ち上げ、門の開閉を知らせた。1762年陸からトンネルを掘って攻撃してきたイギリス軍に44日間占領された以外、キューバを様々な攻撃から守った。現在も午後9時に19世紀の軍服を着た軍人により大砲の儀式が行われている。
1999年にユネスコの世界自然遺産に登録されたキューバの最も雄大な自然が体験できる。トレイルはよく整備されており、5つのウォーキングツアーに参加できる。ロッククライミングができると評判で、多様なレベルの150ルートが用意されている。
1514年に最初のキューバの首都として設立され、先住民と金の埋蔵量が少なくなった1607年にはハバナに首都が移された。1953年にカストロがキューバ革命の拠点として、再び脚光を浴びる様になった。カサ・デ・ディエゴ・ベラスケスはキューバで最も古い家屋である。葉巻工場見学やプエルトリコで操業しているバカルディラムの創設地跡に建てられた博物館など、見どころはたくさん。
近隣のロス・インヘニオス渓谷と1988年にユネスコ世界遺産に指定された植民地時代の雰囲気を保ち続ける街。市立歴史博物館では、奴隷貿易によって巨額の富を得たカンテロの邸宅跡で屋内の見学が可能。ロス・インヘニオス渓谷では18世紀の製糖工場跡の見学ができる。近隣のビーチからはシュノーケルやディープ・ダイビングツアーに参加することができる。
面積 : 109,884 km²
人口 : 1,134 万人
首都 : ハバナ (Havana)
民族 : 混血、アフリカ系、ヨーロッパ系
宗教 : キリスト教(カトリック)
通貨 : キューバ・ペソ
言語 : スペイン語